ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

臭臭鍋

台湾の屋台街を歩いたことのある方なら、一度はあの強烈な臭いに遭遇されたことがあると思う。
悪臭の正体は「臭豆腐」。
名前の通り、まことに臭い。
これをテイクアウトしてバスに乗り込む人が居る。
偶々そのバスに乗っていたら最悪である。
20年前に台北に住んでいた頃は、何度かそんな不運に見舞われた。
最近では公共交通機関に食べ物を持ち込むことが禁止されたらしく、今では懐かしい思い出である。

実は、わたしも一度だけ臭豆腐を口にしたことがある。
台湾の人に臭いに反して美味しいからと強く勧められ、断れないわたしは意を決した。(大袈裟な!)
臭いを嗅がないように息を止めて一気に食べた。
不味くはなかったが、再度、食べてみようという気にはなれず、今日に至っている。

そして、今回の台中訪問で、初めて見たのがこの看板。
「臭臭鍋」。

それも、100メートルも歩かないうちに2つ目が目に入った。

臭臭鍋は流行っているのだろうか。
鍋の中には一体何が入っているのだろうか。
娘に訊いても、娘も食べに行ったことがないからわからないと言う。

大体、臭豆腐もそうだが、名前を見ただけで食欲がなくなるではないか。
もう少し考えて命名すればよさそうなものを、、、
と思うのは日本人のわたしだけで、「臭」と聞いただけで食欲が喚起される国民もいるということだろう。