ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

中国人観光客激増の余波

去年の4月に台湾へ行ったときも入国審査に長蛇の列ができていたのを記憶している。
並んでいるのは日本よりも大陸からの観光客の方がはるかに多かったことも。
でも、この度の混雑ぶりは尋常ではなかった。
土曜日だったことと、到着時刻が2時半と、利用客の多い時間帯だったせいもあるのだろうか。

入国審査のフロアに入ると、外国人用の入国審査スペースは人で埋まっていた。
30分ぐらい並んでやっと審査官の見える位置までたどり着く。
ここからはどの窓口に並ぶかで差が出る。
運悪く、わたしが並んだ列に大陸の観光客が居た。
彼は窓口周辺の写真をスマホで撮っており、注意を受けていた。
その女性審査官が彼を叱責し、スマホを取り上げ、画像を削除するのに無駄に時間をとられた。

やっと入国審査を抜け、手荷物受取レーンを表示する掲示板の前に立つ。
ところが、そこにわたしの乗った便が見当たらない。
わたしの乗った便より後に到着した便が表示されている。
取りあえず、受取レーンのある一階まで降り、トイレに行く。
戻って一階の掲示板を確認すると、第1レーンであるのがわかり、一番端の第1レーンへ急ぐ。
ところが、その第1レーンの掲示板に、わたしの乗った便名が表示されていない。
いつもなら数便の便名が表示されているだけで空欄があるのに、空欄は皆無。
一度では表示しきれないほどの便数の荷物が回っているのだ。
しばらく掲示板を見ていると、表示が変わった時やっとわたしの便名が目に入った。
このレーンにあるのを確信し、荷物を待つ。
既に到着から1時間以上経っているのだから、まだ荷物が出て来ないなどあり得ない。
ふとレーンのほとりを見てみると、荷物の塊が目に入った。
もしや、その中に、、、
でも、その塊にわたしのスーツケースはない。
近くに居た係りの人に訊くと、彼は便名を確認し、レーンからずっと離れた場所の荷物の塊を指差した。
次々新しい便の荷物が出てくるので、なかなか受け取りがないものは彼が他所へ移動していたようだ。
こんな経験は初めてだった。

長距離バスの切符売り場までやって来た時は、既に到着から1時間15分が過ぎていた。
15分遅れで台中行きのバスが出発したのが、4時20分ごろ。
なんと2時間余りを空港内で過ごしたことになる。
到着後、こんなに長時間、桃園国際空港に居たのは初めてだ。

大陸からの観光客が激増したせいだけではあるまいが、本当にまいった。
次回の台湾訪問は土曜日、2時半着は避けなければならないと思った。
ちゃんと覚えていますように。