★わたしは恐妻
昨日の朝日新聞の日曜版に「理髪の年間利用回数と1回当たりの理髪料の推移」というグラフが載っていた。
驚いたことに、06年度の利用回数は、わずか2.1回、料金は3100円くらいである。
92年の3.8回をピークに減り続けている。
どのように統計を取ったのか具体的に記述されていないので何とも言えないが、年に2回というのは、あまりに実態とかけ離れているように感じる。
それにしても、このグラフを見て、夫は、ずいぶん、ぜいたくに理容院を利用していたと思った。
この十数年の間ずっと、偶数月にはパーマをかけ、奇数月にはカットをしていた。
パーマ代は7000円、カット代は3500円である。
理容院にとっては、きっと上顧客だったろう。
女のわたしでさえパーマはしないのに、何ともオシャレなことよ、と思っていた。
過去形で書いたのには訳がある。
退職後、夫はパーマをかけるのをやめたのだ。
月に一度のカットですませるようになった。
わたしの「年金生活にパーマはぜいたくじゃないの」の一言で、スッパリやめたのだ。
やっぱりわたしは恐妻だ。
でもまあ、それを自覚しているだけ救われる。