ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

★モテ女

昨年の8月、デスクトップパソコンと机を譲ったSさん。夫の退職後、付き合いが始まった。友人というだけでなく、夫の写真のアドバイザーでもある。それで、色々教えてもらうから、夫は旅行に行くといつもSさんにお土産を買って帰る。そのお返し、ということ…

★隣のおじさん

午後4時。ウォーキングに出かけようとしたら、隣のおじさんが枝豆の枝を数本、ぶら下げて来訪。 △△ちゃんはおるかぁ。 ユリさん、枝豆がたくさん出来たから、これを茹でてくれ。 茹で上がった頃に来るから、△△ちゃんに一緒にお酒を飲もう、言うといて。おい…

★わたしはダンサー

以前、★ライバル に登場した王さん。いつもお目目ぱっちりの濃いマスカラ。ひきしまったウエストライン。胸の谷間も露なカットソーにミニスカート。ミニスカートの下から形の良い綺麗な脚が覗く。彼女が教室に入ってくると、一瞬にしてその場の空気が華やぐ…

★柿の異変

今年は柿が一つも生らなかった。毎年、生り過ぎて、処分に困っていた柿なのに。その柿の木は、夫が子どもの頃から庭にあったそうだ。だから、もうずいぶんな老木である。それでも、秋になると律儀にウンザリするほど実をつけていた。小粒だが、硬くて甘い。…

★買いだめに走る男

昨日、美容院へ行った。隣で50代のお客さんと30代の美容師さんが話しているのが聞こえてきた。お客 : タバコが値上がりしたっていっても、100円くらいじゃねぇ。 いっそ、一箱1000円にでもなれば、やめる人も増えるだろうけどねぇ。美容師: で…

★たまには夫唱婦随

昨日は多忙な一日だったので、慌しくブログを書き、アップロードした。夕方、帰宅して読み返してみると、何と大きなミスがあった。「0」が一つ落ちていた。昨日のブログで思い出すのが、先月、郵便局から届いた定額貯金の満期のお知らせ。中を見ると、10…

★怪し気な儲け話 

怪し気な儲け話の電話が初めて我が家にもかかってきた。うまい話に騙され、なけなしのお金を全て失ったというような事件をよくニュースでやっている。一体、どんな人たちが、どういうふうに騙されるのだろうと、かねてより興味はあった。電話をしてきたのは…

★ひと言多い

夫が、知り合いの葬儀から戻ってきた。そして、香典返しの挨拶状をわたしに見せながら言った。「これ、読んでみぃ。 息子さんが書いたらしいけど、泣かせるよ。 なかなかうまいぞ」読むと、亡父との思い出や亡父をいかに尊敬していたかということが切々と綴…

★続・我が家こそ問題

不幸な母親を演じるのはわたしには似合わないので、直ぐにニコニコしながらKさんに返した。「そうなんですよ〜。 お盆にも帰ってきたのに、また、この年末にも戻ってくるんですよ〜」と。そう、問題の我が家の一人娘が、年末、また帰って来る。日曜日の定期…

★我が家こそ問題

日本語教室を終え、その日最後まで残ったのは、わたしと74歳の男性スタッフのKさんだけだった。Kさんは、この教室の創設者であり、最年長のスタッフでもある。だから、これまで多くの学習者を見て来られた。二人で雑談しながら教室の片付けをした。雑談の…

★お通夜あれこれ

91歳まで生きると、死別は悲しいことに違いないのに、お通夜では「悲嘆に暮れる」という雰囲気はあまり感じられない。むしろ、久しぶりに会う親戚同士が車座になり、あちこちで話が盛り上がっている。お通夜の儀式が始まっても、皆、何だか浮ついた気分だ…

★理想的な最期

母の長兄、つまり、わたしの伯父が亡くなった。満91歳だった。わたしは、お彼岸に母を連れ、伯父の家(母の実家)をお墓参りに訪ねていた。そのときは、元気だった。高齢にもかかわらず姿勢がよく、耳もよく聞こえるし、記憶力、理解力とも衰えが見られず…