ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

異変(2)

「異変」で、今年はまだゴキブリを見ていないと書いた。
実は、もう一つ、我が家に異変が起きているのに最近、気づいた。
この夏、まだ一度も蚊取り線香を焚いていないのだ。
これも、ここに住み始めて以来、初めてのことだ。

夏の初め、去年の蚊取り線香がまだ少し残っていたので、これがなくなったら買わなければ、と思っていたのに、その残り物を使わないうちに9月を迎えようとしている。

そもそも、わたしが、蚊取り線香を使うのは、家の中で蚊を見つけたときだけ。
蚊の侵入を防ぐためにわざわざ焚くことはない。
朝早くから焚いて2巻き使うこともあれば、就寝直前にやっと蚊取り線香を取り出すこともある。

一度も蚊取り線香を焚かなかったということは、この夏は、蚊が一匹も我が家に入って来なかったということなのだ。
これは、驚くべきことである。
ゴキブリ同様、原因を色々考えてみた。

暑い、暑いと思っていたが、実はいつもの夏より気温が低かった?
雨が少なかったので、水溜りも少なく、ボウフラが育ちにくかった?
この春、庭に真砂土を敷き詰めたので、雑草が減ったせい?
思い付くのはこれくらいだ。

先日、ご近所の一人暮らしのおばあさんと立ち話になり、この話をしてみた。
おばあさんはニコニコして言った。

  そう。ユリさんとこも、いつの間にか老人家庭になったんよねぇ。
  蚊はね、年寄りが好きじゃないんよ。
  やっぱり、年寄りの血はまずいんでしょ。
  うちなんか、ずっと前から蚊も相手にしてくれないよ。
  
そうだったのか〜。
年取るといいこともあるのだ。