ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

惜しい!

台中の婿殿の実家を訪問するのは今回で4度目である。
リノベーションして、まさに一新した。
1階のリビング、ダイニング、キッチンは間取りは同じだが、最新のシステムキッチンが入り、すばらしく使い勝手がよくなった。
台北の賃貸マンションは台所が狭かっただけに、雲泥の差である。
2階にはお姑さんの部屋と婿殿の趣味の部屋、そして、客室とバスルームがある。
3階は娘たちの部屋と婿殿の寝室と婿殿の仕事部屋。
屋上には広い収納部屋も新たに造られていた。

トイレは一階、姑の部屋、客室、娘たちの部屋、婿殿の寝室と計5つもある。
3つあるバスルームのうちの2ヵ所にバスタブも入っている。
ゆっくりバスタブに浸かる習慣のない台湾の住まいにしては珍しい造りだ。

客は快適である。
大きな窓のある広い客室の隣に、バスタブ、シャワールーム、暖房温水便座が備わったバスルームがある。
しかも、バスルーム全体を暖める暖房設備まで付いている。
でも、真冬でも暖かい台中で、こんなもの、出番があるのか?!

見た目は一流ホテル並みのバスルームだが、さすがに何事にも鷹揚なお国柄らしい詰めの甘さ。
洗面台の壁に取り付けてある鏡に垂直に填め込まれたガラス製の洒落た棚。
この位置が悪い。
既にわたしはうがいをした水をうつむいて吐き出すとき、二度もおでこをぶつけた。
(娘には同情されるどころか学習能力がないと馬鹿にされた)
さらに救えないのは洗面台の形と高さ。
洗面台はとてもスタイリッシュなのだが、奥行きが浅く、かつ、その位置が高すぎて、洗顔する度に水が腕を伝わって足元へ零れ落ちる。

実に惜しい!と思う。