ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

捨てられない

日曜夜の定期電話で、娘がパソコンの相談を持ちかけてきた。
Outlook Express の最適化のあと、メールが全て一瞬にして消えてしまったとのこと。
その後、削除済みアイテムから復元したが、1週間分は復元されないそうだ。
ただ、娘の場合は、hotmail が主体なので、web に残っているから悲観的ではない。

娘のパソコンは買ってから5,6年になる。
いつ壊れてもおかしくない。
だから、早めに大切なデータはメディアに保存しておかないといけないと忠告した。
写真、住所録、家計簿ソフトのデータ、EXCELやWORDで作成した大事なファイルなどなど。
すると、娘が、メールはどうしよう、と言ってきた。
わたしは、メールなんて読んだらそれまでだから、たとえなくなってもどうってことないじゃない、と答えた。
でも、娘は、老後の楽しみに取っておきたいのよねぇ、と冗談めかして言う。
メールなんて、何年も経ったら、普通、わざわざ開いて読まないでしょ、と言って笑った。
娘も、そうよねぇ、△△(婿殿の名前)なんかも、読む端から削除してるもんね、と言って、その話はそれで終わった。

昨日、わたしは、自分のメーラーを調べてみた。
すると、なんと、2002年1月以降の9年7ヶ月分のメールを、2年前に買ったこのパソコンにしっかりインポートしていた。
2002年1月から、2台パソコンを買い換えている。
そのたびに、新しいパソコンにメールをインポートしているのだ。
昔のメールなんて、読みはしないよ、などと娘には言いながら、自分はしっかり引っ越ししているのだ。
そして、2002年1月以前の6年分のメールは、パソコンを買い換えるたびに、CD-Rに焼いていたことも思い出した。
昔のパソコンはHDDの容量が十分でなかったので、インポートしなかったのか。

潔く捨てられないのは物だけではないようだ。
娘のことを笑えない。