ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

野良猫騒動その後

野良猫騒動のチーちゃんのその後である。

あれからそろそろ3ヶ月。
Eさんに出会うたびに、チーちゃんの様子を聞いてはいた。
家の中には既に4匹の猫がいるので、中に入れてやっても、4匹の猫たちとはフーフー、シャーシャーと威嚇しあうばかりで、仲良くなれそうもない。
結局、外猫として飼うことになったようだった。
でも、寒さが厳しくなるにつれ、チーちゃんも外で寝るのは辛かろうと気になっていた。

昨日、Eさんが自治会費の徴収に来られた。
Eさんの話では、先日、避妊手術の抜糸を終えたとのこと。
まだ一歳にもならないのに、もう避妊手術。
そこまでされるのは、本格的に自分ちの猫として飼う決意をされたということだ。
聞けば、相変わらず4匹の猫たちとはフーフー、シャーシャーの仲らしい。
でも、チーちゃんはEさんよりもご主人に懐いて、いつもご主人の膝の上に居るそうだ。
安住の地を得たようだ。

Eさん、しみじみと話された。
「猫も最近は20年は生きるでしょ。
 チーちゃんを看取ろうと思ったら、あと20年は生きないといけないってことよね。 
 わたし、92まではとてもとても生きられないと思うんだけどねぇ」と。

全くその通りだ。
いくら若ぶりなEさんでも、90の峠を越えるのは並大抵のことではない。
思わず、
「その時は、わたしがチーちゃんの後を看ますから安心してください」
と言いそうになったが、すんでのところで飲み込んだ。