ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

社子島

台湾関係の番組はたいてい見ている。
見られない時は録画してでも見る。
娘が住んでいるのだから、当然と言えば当然。

火曜日からNHKBS1で「アジア三都物語」というのが始まり、第1回が台北だった。
タイトルは「時が止まった街角で」だった。
昨日、夫と二人で録画しておいたその番組を見た。
驚いた。
何が驚いたかって、台北にあのような地区があるというのに驚いた。

3年間、台北で暮らした。
休みの日は夫とよく出かけた。
街の隅々までバスやタクシーで探検した。
その頃はまだMRT(捷運)がなくて、移動はもっぱらバスかタクシーだった。
台北市内なら北から南まで知らない場所はないと自負していた。
ところが、番組で出てきた地名は二人の記憶にない「社子島」。
台北市に島があった?)
社子島は都会の真ん中にありながら開発からも経済発展からも大きく取り残されているという。

番組が終わると、早速、夫は地図を取りに書斎へ行き、わたしはパソコンを立ち上げGoogleマップを開く。
番組で見た標識に「延平北路」とあったのを頼りに探す。
あった。
なんと、かつてわたし達が住んでいた士林区の中にあった。
地図をたどるうちに、その近くまで足を運んだこともあるのを思い出した。

娘は知っているのだろうか、社子島を。
今度メールするとき、話題にしてみよう。
そして、次回、台北に行ったら絶対に社子島を訪ねてみよう。
もちろんMRTは通っていない。
MRTの駅を降りてバスで行くことになる。
夫も「絶対に行かんといけん」と言う。
こういうところだけは二人の息が合う。