ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★苦労の対価

梅を貰った。
3キロも貰った。
梅酒は去年漬けたのが1瓶まだ残っているから要らない。
梅干しもやはりお隣りで貰ったのがたくさん残っている。
とりあえず、1キロは梅シロップにしようと、氷砂糖で漬けた。
そして、残りの2キロは梅肉エキスを作ろうと思いついた。
初めての挑戦である。
が、これが間違いの始まりだった。

なにしろ、2キロの梅をおろし器でおろすのである。
想像以上に時間がかかった。
あれほど疲れるとは思わなかった。
自分の指も数ヶ所おろした。
半分くらいおろしたところで、指がふやけ、腕が痛くなり、力が入らなくなった。
夫に替わってもらった。
早い。
さすが腕力のある男性は違う…と思ったら、そうではない。
果肉が種の周りにたくさん付いたまま。
おろし方がぞんざいなのだ。
しかし、文句を言うと、おろしてくれなくなるので黙っていた。

ボールにいっぱいになった果肉を布巾で濾して、果汁を弱火で煮詰める。
とろりとなるのに4時間かかった。
そして、出来上がったのはほんのわずか。
涙が出るくらいわずか。
熱湯消毒してエキスの出来上がりを待っていたジャムの空き瓶が大き過ぎた。

スモモ1個分あるかないかの量。
絶対に人には分けてあげない。
ひとりでこっそり食べよう。