ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

散髪事情

夫は退職するまでの十数年、ずっと偶数月にはパーマをかけ、奇数月にはカットしていた。
おしゃれだから、というより、パーマをかけると手入れが簡単なのでそうしていたようである。

退職後は、パーマは年金生活者には贅沢じゃないのか、というわたしの一言で、月に一度のカットだけになった。
それだけで、年間2万円の節約となった。
(もちろん、この2万円はわたしの財布に入った)

そして、この1,2年は、散髪屋さんに行っていない。
伸び放題ってわけではない。
わたしがカットしているのである。

きっかけは、わたしの出来心である。
わたしは夫の頭の形、髪の癖などをよくわかっている。
どのように髪を切れば一番似合うかもわかっている。
それで、わたしが切ってみようか、と言ったのがきっかけである。

多少、技術は劣っても、利点はたくさんある。
先ず、夫の望みどおりにカットできる。
夫は散髪屋さんに言えないような要望もわたしになら遠慮なく言える。
次に、一ヶ月に一度といわず、気になったらいつでもカットできる。
たいてい、2週間に一度は鋏を入れている。
でも、一番いいことは、カットしているとき、会話が弾むことだ。
夫も、髪を通してわたしに関心を持ってもらえるのが嬉しいようだ。
イライラしていても、髪に触れられているうちに穏やかになることが多い。

ということで、しばらくはわたしの散髪屋さん修業は続きそうだ。