ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

野生児

この3連休は忙しかった。
連休一日目は弟の長女の結婚式に出席し、三日目には千葉県に住む夫の甥の家族5人が我が家に泊まりに来たので、二日目はその準備に追われた。

甥には子どもが3人いて、一番上が小学1年生、2番目が3歳、3番目は9ヶ月の乳児である。
3番目は離乳食だからいいとして、上の二人の食事が気になった。
それで、夫に、同居している義姉に電話してもらい、好き嫌いはないか、食べられない物はないか訊いてもらった。
義姉は、「何でも食べるわよ。うちの孫たちは野生児なんだから」と言われたそうだ。
それを真に受けたわたしもバカだった。

友達が、「親戚のお子さんが来るって聞いたから2パック買ったよ。一つどうぞ」と言って地元産のイチジクを1パック持って来てくれた。
おやつにそれを出すと、小1の女の子は、「どうやって食べるの」と訊くので(千葉県にイチジクはないのか)、剥き方から教えた。
一口食べると、「もういらない」と言って残した。
 
晩ご飯に、わたしは子ども達に栗ご飯を用意した。
栗の皮を剥くのはとても面倒だが、子ども達が喜ぶに違いないと思い、せっせと皮を剥いた。
なのに、女の子は、「わたし、ボソボソ系、嫌いなの」と言って、栗ご飯に手をつけなかった。
シジミの味噌汁は、「シジミはよりアサリがいいな」。
サラダに入っていたキャベツを見て、「キャベツよりレタスが好きなの」。
「烏龍茶飲む?」と言えば、「へぇー、烏龍茶なの?うちはいつも麦茶だよ」。
我が家の烏龍茶は、150グラム5000円の阿里山高山茶なんだぞ、とムカつく大人気無いわたし。

翌朝、ご近所でいただいたオクラがあったので、朝ご飯に味噌汁にも納豆にもオクラを入れた。
さすがに茗荷は子どもは食べないだろうと思い、子ども達の味噌汁には茗荷は添えなかった。
でも、オクラが(も、というべきか)嫌いだそうで、味噌汁も納豆も食べなかった。
我が家は粗挽きブラックペッパーを使っており、女の子はベーコンエッグの白身の上の黒い斑点が気になったようで、「これ、本当にコショーなの」と言って、これも残した。
弟と二人、ひたすら、ご飯に味付け海苔を巻いて食べていた。

やれやれ、ホント、まいったよ。
してみると、わたしの娘は子どもの頃から何でも文句一つ言わずよく食べてたなぁ。
こういうのを野生児って言うんですよ、お義姉さん!