ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

親孝行の意味

先週、夫と野球観戦に行った日、偶然にも野球場入り口で弟夫婦と長男に会った。
聞けば、長男が弟夫婦を野球に招待したとのこと。
二日後に長女の結婚式を控えているというのに余裕だなぁと思った。
3人は内野指定席に、わたし達は最低料金の内野自由席へと別れた。
そして、弟の長女の結婚式の翌日、結婚式に出席するために実家へ戻っていた姉の長女が、姉夫婦を野球観戦に招待した。
その話を聞いて、夫は寂しくもあり、羨ましくもあったのだろう。
日曜日の娘からの定期電話のとき、その話を持ち出し、娘のいとこ達は親孝行だと何度も何度も褒めていた。
しつこい男だなぁ、と思っていたら、娘が案の定、反撃に出た。

   まっ、わたしが親孝行じゃないって言ってるん?
   わたしみたいに、週に一度、親に電話する子どもが他に居ると思う?
   30にもなって、親に毎週欠かさず電話する子が居る?
   しかも、高校生のときからずっとよ。
   近くに住んでいないから、色んな所に気軽に連れて行ってあげるとかできないけどね。
   親孝行が十分でないのはわかってるよ。 
   でも、電話がわたしなりの親孝行だと思ってるんだけど、パパはそう思ってないんよね。
  
全く娘の言う通りだ。
そもそも夫は誰に対しても要求度が高すぎる。
娘も例外ではない。
わたしはいつも夫にそのことを指摘しているが、聞く耳を持たなかった。
でも、今回、娘にバシッと言われ、初めて気づいたのだろう。
かなりショックを受けたようだ。
ショボンとなっていた。
翌日になっても、娘を傷付けてしまった、とグチグチぼやいていた。

今回のことに懲りて、今後は娘に過度の孝行を要求することはなかろうと思う。
甘いか…。