ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

海老で鯛

日曜日の午前、わたし達夫婦のお仲人、Kさんの奥さんから電話がかかってきた。
飼い犬が昨夜から何も食べず、水も一滴も飲まないので、心配だから病院へ連れて行きたいのだが、いつも車に乗せてもらっているYさんが留守なので、わたしに連れて行ってもらえないだろうかという内容だった。
断る理由などない。

11時に迎えに行き診察してもらって家まで送ってあげて家に帰ってきたら1時を過ぎていた。
病院まで車で5分もかからないのだが、何しろ、診察を待っている犬がたくさんいた。
K夫人の話では、Kさんが免許証を返上してからは、犬はタクシーに乗せてもらえないので、とても不便になったとのこと。
猫や小型犬ならキャリーバッグに入れて何とかタクシーに乗せられるらしいが、中・大型犬はタクシーが拒否するらしい。

三日後、K夫人が訪ねて来られた。
お礼にと言って差し出されたのは、和牛サーロイン肉2枚。
まるで、海老で鯛を釣ったような塩梅である。
申し訳ないと思いつつ、ありがたく頂戴した。

晩ご飯は久々のステーキである。
丁度、食パンを焼くのにクッキングスケールを出していたので、ついでに肉も計ってみた。

424グラムもある。
トレイの重さを引いても400グラム以上ある。
一人分が200グラムということは、カロリーは約1000キロカロリーだ。
恐ろしくて、夫に半分、分けてあげた。
カロリーなど全然気にしない夫は、脂身までしっかり食べていた。

翌朝、さすがに応えたらしく、目覚めてからの第一声は、「しばらく肉は要らん」だった。
「今夜も肉が食べたい」でなくて良かったよ。