ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

迷惑

昨日の午後のことである。
3時前に夫が白菜と細めの大根を2本、持って帰ってきた。
冷蔵庫にはまだ大根が6本残っているし、更にもう一つ白菜が入るスペースなどない。。
「あれだけ大根と白菜は当分の間もらって帰ったらいけんよって言っとったのにぃ」とブツブツ言う。
「誰も要らん言うからしょうがなかろうが」と夫は言い訳する。

丁度わたしは近所の一人暮らしのおばあさんにお茶に招待され、出かけるところだった。
そうだ!おばあさんにあげよう。
わたしは、朝焼いたシフォンケーキを半分と、夫が持ち帰った白菜と細めの大根2本を持っておばあさんを訪ねた。
おばあさん、大根を見て、一瞬、戸惑った表情だったが、快く受け取ってくださった。

お茶をいただきながら、おばあさんと話していると、
「そろそろおでんの季節になったね。
 明日は、おでんにしようか思うとるんよ。
 丁度、今朝もらったばっかりの大根があるし」
と言われた。

やっぱり、おばあさんの家にも大根はあったのだ。
わたしは申し訳ない気持ちになり、
「あっ、やっぱり大根、あったんですよね。
 すみませんね、2本も大根を押し付けて」
と言って、謝った。
おばあさんは、一瞬、しまった!という表情をされたが直ぐに、
「いやいや、太い大根はおでんに、ユリさんにもらったのは大根おろしにするよ」
と言われた。

何で、大根ごときのことにこんなに気を遣わなければならないのだ。
全くもって迷惑な大根だ。
な〜んて言ったら、本当に罰が当たるよね。