ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

考えすぎ

スーパーへ買い物に行くと、入り口付近で4,5人の男女が頭を下げていた。
近付いてみると、献血のお願いだった。
素通りするのも悪いような気がして、とりあえず立ち止まると、中年男性に「献血をお願いできますか」と言われ、チラシを渡された。
頼まれると断れない性格。
この十数年、献血はしていなかったし、たまには世の中のお役に立つのもいい。
チラシを受け取ると、10メートル先にあるテントの方に案内された。

中に入ると、若い男性が用紙を持参し、「ここに記入してください」と言う。
その時初めて「400ml」の文字が目に入った。
これまで200ミリリットルしか献血したことがないので、不安になった。
その男性に、「400ミリリットルだけですか」と訊くと、彼は、
「はい、今回は400ミリリットルです。
 というか、最近は400が殆どなんですよ」と言って、
「あのー、体重が50キロ以上の制限がありますが…」と付け加えた。

   (50キロ!!わー、よかった〜〜〜)

直ぐに、「あっ、わたし、45キロだから駄目ですわ〜〜〜」と言って、用紙を彼に返した。
その時、献血の順番を待っている、わたしと同年輩とおぼしき女性と目が合った。
がっちりした体格の女性の優越感に満ち溢れた顔。
考えすぎか…。