ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

夫のぼやき

娘と婿殿が立ち去った。
一週間くらいが丁度いい。
最終日まで皆が穏やかに優しい気持ちで過ごせるような気がする。

と思っていたが、夫はそうではなかったようだ。
珍しく「△子はきつい、冷たい、優しくない」と、いつもわたしに向けて言うようなセリフを何度も口にした。

そう言われてみれば、このたびは夫はよく娘に叱られていた。
わたしが日頃から口うるさく言っている行為を、娘からも念押しされるように注意されていた。
わたしの叱責は馬耳東風だが、娘に言われるとかなり応えるようである。
わたしの指摘が間違っていないのを証明されるようなものだから面白くないのであろう。
娘に庇ってもらえず、味方してもらえないのは確かに淋しかろう。
でも、思うに、一番ショックだったのは、自分の存在が娘にとって軽いと実感したせいではないのか。

というのは、8月に婿殿が一週間ばかり留守をするので、わたしに台湾へ来ないかという誘いがあった。
でも、決して「パパと二人で」とは言わない。
夫が休みを取りたがらないのを娘も知っているせいもあるのかもしれない。
不機嫌になった夫が、
「ママが台湾へ行くより、△子が日本に帰って来りゃあえーじゃないか」
と言うと、娘は
「帰るくらいなら、ママと二人でどっか旅行に行った方がえーよ」
と答える。
それが夫には不満だったのだろう。
娘にとって一番大切なのは婿殿、その次がわたしであって自分でないのが残念無念だったのだ。

そんなことでわたしと競ってどうなるんだ!
もうあなたには妻しか居ないのだよ。
いい加減、子離れしなはれ!!