ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

帰りたい 帰したくない

娘から10月下旬に孫を連れて一時帰国する、とメールが来た。
もう具体的な日程まで決めている。
その日の朝、年末から年始にかけて孫に会いに台湾へ行く予定だというメールを出していた。
返事は速達で戻ってきた。

わたしと夫は、乳児を飛行機に乗せるのは危険じゃないかと思っている。
離着陸時は気圧の変化が大きいので、乳児の耳にはよくないのではないか心配だ。
飛行機の中で泣いても乗客に迷惑をかける。
そもそも、首がすわるかすわらないかの乳児を連れて旅行でもあるまいにと思う。
また、人混みに連れ出して、感染症に罹ったらどうするの、と思ってしまう。

だからこそ、年末こちらから出かける、と言っているのだ。

一時帰国は再考するようにメールに書いた。
4日後に返事が来た。

一時帰国を撤回する気は全くない様子。
おばあちゃん(わたしの母)に曾孫を見せたいから、早く帰りたいんよね、と。

夫が言った。
「ありゃ、嘘じゃ。うまい言い訳を考え付いたもんよ」
わたしも同じことを思った。
実家の母を出しに自分たちの帰国を正当化しようとしている。

日本で買い物したい母親と、和牛をお腹いっぱい食べたい父親の犠牲になろうとしている赤ん坊。

夫に、あなたが今回の帰国はあきらめるよう説得したら、と言ったら、ユリが言っても聞かないのに自分が言ったところで聞くわけがない、との返事。
確かにそうだ。
夫もよくわかっている。
困ったもんだ。