★没関係(メイクァンシィ)
台湾に住んでいた頃、一番よく耳にしたのが「メイクァンシィ」である。
「ニィハオ」でもなく「ツァイチェン」でもない。
「没関係」とかいて「メイクァンシィ」と読む。
気にしなくていいよ、大丈夫よ、どうってことないよ、というような意味である。
自分としては何かとんでもないことをしてしまったと思い謝るのだが、たいていの場合、殆どの人が「メイクァンシィ」ですませるのだ。
だから、台湾の人達は小さなことは気にしない、大らかな国民性なのだろうと勝手に解釈していた。
もしかしたら、そんなに深い意味はなくて、ただの社交辞令、はたまた口癖だったのかもしれない。
ところで、日本語で「没関係」と書くと、「関係ねぇ!」ってことになりそうだ。
数日前、わたしのブログに、「ユリさん、こんにちは」ではなく「△△さん、こんにちは」と書き込まれていたので、「△△さんってどなたぁ?」とからかったら、間違えてすまなかった、とわざわざ再度コメントをくださった方がいた。
わたしは軽い気持ちで、そのコメントにこう返事した。
気にしないでくださいね。
没関係(メイクァンシィ)!!
でも、よく考えると、これって、メイクァンシィの意味をしらないと、ちょっと怖い。
取りようによっては、あなたとは「関係をボツ」にしますよ、ってことになりますもの。
よく考えてコメントの返事はしないといけませんね。