ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★ものは考えよう

ウォーキングをしていると、色んな人に出会う。
知っている人に出会うのは問題ない。
お互い、気持ちよく挨拶し、二言三言、言葉を交わして別れる。
時として不快になることがあるのが、全くの他人とすれ違う場合だ。

たいていの人が、こちらが「こんにちは」と声をかければ、挨拶が戻ってくる。
頭を下げるだけの人もいれば、わたしより大きな声で挨拶を返してこられる人もいる。
中学生など、わたしが言う前に大きな声で「こんにちは!」と言ってくれる。
実にすがすがしく、気持ちがいい。
なのに、一人、とっても不愉快になるおばさんがいる。
60代半ばの、きちんとした身なりの、分別もありそうな女性だ。

この人、わたしが、「こんにちは」と言っても、絶対に返事をしない。
聞こえなかったふりをして、知らん顔して通り過ぎる。
それでも人のいいわたしは3日間は挨拶した。
でも、絶対に、挨拶を返してこない。
3回、無視されれば、いくらわたしがよくできた人間だとはいえ、馬鹿らしくなってくる。
そこでわたしは、不快感を除くために、彼女は耳が遠いのだと思うことにした。
お気の毒にも、わたしの美声が聞こえないのだ。
そう思えば、腹も立たないし、不快にもならない。

ものは考えようである。
この年になって、初めてそれを実感した。
まあ、やっと40になったのだから、無理もないかぁ。ガッハッハ。