ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★わかりやすい人

昨日、夫が買い物に付いて来た。
晩御飯は久しぶりにビーフステーキにしようかと言ったからである。
久々のお肉である。
夫の顔から笑みがこぼれた。
赤ワインを買わないといけない、酒量販店へ寄ってくれ、と言う。
ちょうど切らせていたらしい。(お酒の管理は夫の仕事だ)

夫は、安い赤ワインを手にして、とても満足気だった。

家に着き、夫はワインを取り出そうと、後部座席のドアを開けた。
その時である。
ガシャーーーーン、と瓶の割れるけたたましい音が鳴り響いた。
ワインが車から落ちたのだ。
ワインを後部座席の上に置いていたのが、ドアの間近まで寄って来ていたらしい。

夫がいっぺんに不機嫌になった。
そして、わたしを責め始めた。

わたしの運転が荒いから、カーブした時にボトルが端っこまで寄って来たんだ!
カーブする時はもっと速度を落とせ!

夫は、ブツブツ言いながら、瓶を片付けると、家に入って行った。
そして、台所に直進し、お酒を収めている収納庫を開けた。
あった!一本、残っていた
と声高らかに言った。
わたしを叱ったことはすっかり忘れていた。
いっぺんに機嫌が直った。

ホント、わたしも疲れるよ。