ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★若い力

今回、娘たちが戻ってきたことで一番ありがたかったことは、積年の願いが叶ったことだ。
つまり、物置の屋根のペンキ塗りと、物置と寝室の片付けである。

なにしろ、20数年前に買った大型物置。
屋根の錆を取り除いてペンキを塗らないと、そろそろ雨漏りが心配だ。
夫は、冬には春になったらすると言い、春が過ぎて夏になると、秋になったらすると言い続け、瞬く間に数年が過ぎた。
そのうち、自分でするのが面倒になったのか、塗装屋さんを探し始めた。
そこに現れたのが器用で仕事がていねいな婿殿。
これまで、お盆とお正月にしか来なかったのが、初めての春の来訪である。
婿殿は快諾し、3日間かけて、完璧に屋根の塗り替えをしてくれた。
これで後10年は大丈夫だ、と夫は大喜び。
そして、厚かましくも、今度帰ったときには、ガレージの屋根も頼む、と言っていた。

娘は娘で、ありとあらゆる物が無秩序に突っ込まれていた物置を整理、整頓してくれた。
きちんと片付けられた物置は、几帳面にダンボールが並べられ、広々とした空間が現れた。
また、使い勝手よく、機能的になっていた。
物置が済んだら、わたし達の寝室。
お恥ずかしい話、寝室には夫婦以外には誰も入らないのをいいことに、いつの間にか物置と化していた。
ベッドと嫁入り箪笥3点セットだけでいっぱいいっぱいなのに、フロアには押入れに入りきらない収納ケースやカラーボックスが置かれ、人が歩けるスペースしかない状態になっていた。
それ等に娘は手を付けた。
一日かけて不要な物は処分し、絨毯にもていねいに掃除機を当てた。
やっと寝室が寝室らしくなった。

生まれ変わった物置と寝室。
果たしていつまでこの状態がキープされるのだろうか。