ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

役に立たない

昨日は生協の配達日。
でも、わたしは、朝から出掛けなければならなかった。
普段、留守のときは、クーラーボックスに入れて日の当たらない場所に置いておいてもらうよう電話するのだが、夫が配達時間に在宅の予定だった。
それで、夫に商品の受け取りを頼んだ。

新聞のチラシを舐めるように見ている夫に言った。
「10時半頃、生協の商品を取りに出てもらいたいんだけど、頼める?」
「えーよ」と快諾。
「じゃ、持って帰ったら、冷凍品は冷凍庫、冷蔵品は冷蔵庫にね。残りはそのままにしておいていいから」
と、わざわざ言わなくてもわかると思ったが、取り合えず伝えた。
夫が答えた。
「持って帰ったら、そのままにしといたらえーんじゃな」。

   ハァ〜〜〜?あなた、耳は付いてる?

ムカッとして、わたしは大声で再度、繰り返した。
「冷凍品は冷凍庫、冷蔵品は冷蔵庫、残りはそのままっ!」
夫は復唱した。
「冷凍は冷凍庫、冷蔵は冷蔵庫、残りはそのまま。わかった」。
理解できたようなので、追加した。
「野菜と果物は冷蔵庫の野菜室にね。
 バナナは袋から取り出して、バナナスタンドに吊るしといて」。
すると、夫が、「バナナスタンドはどこにあるん?」
と惚けたことを言う。

   何言ってるん!?
   毎日、見てるじゃない、バナナ、取って食べてるじゃない!
   自分で探せっ!

夕方、帰宅すると早速、わたしが言った通りになっているかどうかチェックした。

バナナはちゃんとバナナスタンドに吊るしてあった。
冷凍庫OK、冷蔵室OK。
でも、安心するのは早かった。
野菜室を引くと、夏野菜でいっぱいの狭いスペースに無理矢理、土付きゴボウが突っ込んであった。

確かにゴボウは野菜だ。
だが、土が付いた、洗ってないゴボウである。

応用力のない男だ。
もうこれからは夫に頼むのはやめることにした。