ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

おしつけがましい

そもそも娘も婿も思ったことを直ぐに口にする上に、娘は親への要求度が高い。

この度の旅行は、娘と婿が招待してくれた。
結婚後、初めてのことである。
偶にはそれくらいの親孝行してもいいじゃないかとわたしは言い、娘たちにお金を出させてはいけないと夫は言っていた。

旅行に出発する前夜、娘が言った。
「△△に旅行に招待してもらった感謝の言葉をちゃんと言ってよ」と。
△△は婿殿の愛称である。

夫は、素直に娘に従い、婿殿に「謝謝」と何度も言っていた。
わたしは、あえて何も言わなかった。
二人で口を揃えてお礼を言うほどのことでもない。
夫が言ったのだから、それで十分である。

大体、婿に感謝の言葉を言えだなんて、親に対して要求するかいな。
少なくとも、わたしは、親にそのような厚かましい要求をしたことなど一度もないぞ。
もっとも、そんなおしつけがましいところは夫にそっくりだけど。
しっかり親の背中を見て育っている。