ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

青春

今週のお題「バレンタインの思い出」

バレンタインの思い出といえば、これしかない。
生まれて初めてチョコレートを贈った思い出だ。
あれは高校2年生のときだったから、20年ぐらい前のことか。(サバ読むな!)

わたしの高校は、1年、2年は男女別クラスで、3年になると理系文系に分かれる関係で男女混合クラスもできるという、ちょっと変わった学校だった。
彼とはクラブが一緒だった。
「純情だった…」に登場した男の子である。

2月14日の昼休みだったと思う。
友達に励まされ、勇気を出して彼を呼び出し、チョコレートを渡した。
とても驚き、戸惑ったような彼の表情…。
彼からは、数日経っても何の返事もなかった。
もう諦めかけていた週末。
書店で声を掛けられた。
振り向くと、彼がいた。
少し話した。
それだけで嬉しかった。

3年になって、彼は男子だけの理系クラスへ進み、わたしは男女混合の理系クラスに入った。
彼と同じクラスになるかも、という夢も消えた。
でも、同じクラスの他の男の子と付き合うようになった。
そして、すっかり彼のことは忘れてしまった。

青春があったんだ、わたしにも。