ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

旅の終わり

今週のお題「2013年、夏の思い出」

2013年の夏の思い出といえば何と言っても親子3人で旅行したことだ。
行き先は、わたしにとっては生まれて初めて足を踏み入れる東北の地。
この歳になるまで日光より北へは北海道以外、行ったことがなかった。

雨のせいもあったのか、7月だというのに肌寒く、長袖を持参しなかったのを悔いた。
東北は北海道に近いという自覚が足りなかった。
食べ物は全体的にしょっぱくて、味付けが濃い。
普段よりご飯をたくさん食べてしまう。
豊満な女の子が目についたのも、お米の摂取量が多いせいか。
きりたんぽの材料がお米なのを、恥ずかしながら、この旅で初めて知った。

旅は最後まで気を抜くなと言うが、最後の最後で気を抜いてしまった。

実は、空港で帰りの機内で食べる晩ご飯用のお弁当を買うとき、少し迷ったのだ。
旅行中、暴飲暴食しているのだからお弁当を3人分買うのは多いのではないか?
2人分買って3人で分けて食べればいいのではないかと。
なのに、食い意地の張った親子3人はそれぞれ好みのお弁当を買ってしまった。
そして、完食した。

悲劇が訪れたのは深夜2時。
わたしは強烈な吐き気で目が覚めた。
トイレに駆け込み、吐いた。
朝の7時まで、胃酸しか出なくなるまで何度も吐いた。
その日は一日中、何も食べられなかった。
水分補給だけして、ひたすら寝た。

夫は下痢をした。
娘は熱を出した。

とんでもない旅の終わりだった。