ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

危ない、危ない

隣のおじさんが「虫が付きそうなけー、食べてくれんかー」と言って、餅米を持って来られた。
その数日前にも夫がおじさんから餅米は要らないかと訊かれていた。
どうせ去年の餅米だから結構ですって言っておいてと話した矢先だった。
夫は断ってくれたようだが、おじさんが直々、提げて来られた。
こうなったら受け取らないわけにはいかない。

とりあえず鶏おこわを炊いて、2人分、おじさんの家へ届けた。
翌日、おじさん、「食べきれんけー、食べてくれーや」と言って半分にカットしたカボチャを持参。
(1ヶ月前にカットしたとかいうんじゃないでしょうねぇ)
ついでに「昨日のおこわ、美味しかったでー」と褒めた後、「餅米、まだあるけー、いらんかー」と訊かれた。
迷わず「あ、もういいです」と即答。

たくさんの餅米である。
虫が付く前に早く食べねば…。

今度は米麹を買って来て初めて甘酒を作ってみた。
驚くほど甘くできあがったので、おじさんの家にも持って行った。
おばさんが出て来られ、とても嬉しそうに甘酒を受け取られた。
帰ろうと思ったら、おばさん、下駄箱の上に無造作に投げてある野菜に目をやり、オクラは要らないかと言われる。
よく見ると、ナイロン袋に入っているのはオクラ。
親戚でもらったとのこと。
さすがに20センチはない。
標準サイズだ。
ただ、いつから下駄箱の上にあったのか、稜の部分が黒くなっている。
(どうして冷蔵庫に保存しておかないのかねぇ)
オクラの横には干からびたミョウガが3個、転がっていた。
ミョウガもいらん?」と訊かれるので、「うちにもミョウガはできますから」と言って、急いで立ち去った。

やれやれ、危ないところだった。