ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

雑談(その2)

「雑談」の続き。

最近、亡くなられた檀家のSさんのことも話題になった。
Sさんは83歳だったが、とても元気な女性で、一家の炊事も一手に引き受けていたそうだ。
買い物帰りに横断歩道を渡っていて右折車にはねられ、即死だったとのこと。

Sさんと母は古くからの知り合いで、姉もSさんとは面識がある。
しばらく、Sさんを偲んで、母と姉、お寺さんが話していた。

突如、お寺さんが言われた。
「Sさんは一度もお寺にお参りされたことがなかったですなぁ」。
  (えっ、これってもしかしてSさんを非難してるの)
  (いやいや、わたしの聞き間違いかな)

わたしは、「Sさんがお寺に参られたことが一度もなかったんですか?」
と言って、お寺さんに確認した。
「そうです」と、お寺さん。

女3人、顔を見合わせ、どう反応すべきか目で相談。
機転の利く姉が言った。
「でも、Sさん、日頃からピンピンコロリで死にたいっていうのが口癖だったそうですよ〜」。

わたしは、ホッとして、
「それなら、まあ、その通りになって良かったじゃないですかぁ〜〜〜」
と暢気に言って、お寺さんの方を見ると、憮然とした表情。

お寺さんが言われた。
「でもまあ、コロリが短すぎましたなぁ」。

フムフムフム。
でも、ほどほどのコロリって一体、どれくらいの長さなんでございましょ。