ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

大発見

先日の彼岸参りで驚いたことがひとつある。

普段から、娘たちと話すのが一番の楽しみだと言い、わたしや姉が訪れるのを心待ちにしている母。
と思っていたら、実はそうではないのがわかった。

18日の夜のことである。
母に、「20日に行くよ」と電話したら、「何かあるん?」という返事。
「まっ、20日はお彼岸じゃないの。お墓参りよね」と答えると、
母は驚いたように、
「あっ、そうだった、忘れとったよ。墓掃除、してないよ」と言う。

   (まぁ、何ということを!)
   (かわいそうなお父さん…)

「それでね、20日は火曜日だからデイサービスの日じゃない?」
と続ける。
母は、わたしが行くのならデイサービスを休もう、と言うと思っていた。
ところが、母は少しも迷うふうもなく、
「デイサービスは休みたくないから、ユリ、墓掃除してくれる?」
と言うではないか。

いやー、驚いた。
日頃から、娘がいてよかっただの、娘はいいもんだ、と口癖のように言っている割に、あっさり、デイサービスを選ぶ母。
口にするのと内心とは違うらしいというのがわかった。

でも、まあ、その方がいいけどね。
娘たちの訪問を首を長くして待っているよりも、デイサービスに行って、似たような境遇の人たちとお喋りするのが楽しみだっていう方が絶対にまともだもの。