ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

どっちが年長

いよいよ明日は父の日。
夫は、6月に入ると直ぐに父の日プレゼントを気にし始めた。
今年は△子は何をくれるのだろうかと。

娘は親元を離れて暮らすようになった高校生の頃から、母の日と父の日にはカードをよこすようになった。
就職してからはカードからプレゼントの品物になり、台湾へ行ってからもネット注文で何かしらプレゼントを送ってくる。
この数年、父の日プレゼントは鉢植えの花や実の生る植物が続いている。
夫は見るからに嬉しそうだったので、わたしはてっきり夫は満足しているのだと思っていた。
ところが、10日前頃だったか、ポツリと言った。
「父の日プレゼントは半袖シャツならええのに」と。
わたしは少し驚いて、
「まあ、そうだったん。そんなら、△子にそう言えばええのに」
と答えておいた。

そして、この前の日曜夜の娘からの定期電話のときのことである。
夫は唐突に切り出した。
「父の日プレゼントは花や鉢物は要らんぞー」と。
娘がムッとした声色で答えた。
「はぁー、そう。
 でも、残念ながら、もう送る手配は済んでるんよ。
 何が欲しかったん。
 それにしてもねぇ、人があげるという物は、何でも有り難く貰うもんよ」
 
わたしもまさか開口一番、「花は要らん」などと言うとは思わなかったので、あらためて夫の精神年齢は子ども並みなのを確信した。
それにしても、あの無礼なセリフにも動じない娘。

一体、どっちが親でどっちが子どもなのやら。