ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

飽きっぽい

去年の6月、苦労して梅肉エキスを作った
重労働の賜物なのだから、絶対に誰にもあげないぞ、と言いながらも、年配の知り合いの方が来られたら、梅エキスは元気になりますよ、と言いながら、一口ずつ味見してもらった。
あまりに酸っぱいので、どなたも二口目は要求されなかった。
ましてや、分けて欲しいと言う人もいなかった。
まあ、別に腐るものではないし、いつか疲れたとき、体調の悪いときに、と思って、冷蔵庫に入れておいた。

そして、今年も梅シロップを作りながら、ふと、一年前に梅肉エキスを作ったのを思い出した。
すっかり、忘れ去られていた梅肉エキス。
瓶は、冷蔵庫の最下段の右隅奥にあった。
一度も、その蓋を開けられることなく、ずっと同じ場所にあった。

思い起こせば、この一年、夫もわたしも疲れを知らず、胃腸もこわさず、体調は万全。
梅肉エキスの出番はなかったのだ。
健康に感謝である。

と思っていたら、最近、わたしは眠たくて眠たくてたまらない。
いくら寝ても、朝起きるのが辛い。
熱帯夜でもないのに、熟睡できていないのだろうか。
こんな時こそ、梅肉エキスだ。

お風呂上りに梅肉エキスジュースを飲むことにした。
カチカチになっている梅肉エキスをスプーンでこそげ取り、水と混ぜ合わせる。
その後、氷を入れて冷たくして飲む。

飲み始めてから一週間が過ぎた。
毎晩飲んでいる、と言いたいところだが、実は、3晩で飲むのを止めた。
なにしろ美味しくない。
梅肉エキスは再び、冬眠に入った。