ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

大きなお世話

歩数計を買ったのが去年の8月。
今でも毎日、欠かさず身に付け、測定している。

夫にも買ってあげると言いながら、そのままになっていたのだが、先日、とうとう夫が自分で歩数計を買って帰った。
家電量販店のチラシ広告で、580円のを見つけたそうだ。
タニタ製だが、歩数をカウントするだけの機能しかないので、とても安い。
わたしの歩数計の5分の1の値段だ。
しかも、それを溜まっていたポイントで買ったのだから、ただで手に入れたようなものである。

夫は早速、それを身に付け出かけるようになった。
帰ると、いちいち歩数を自慢げにわたしに報告する。
朝のウォーキングから戻ると、4000いくらだの、コミュニティセンターから戻ってくると、今日は1万4千だの、1万6千だのと。
毎日、驚くほどの歩数だ。
コミュニティセンターでもジッとしていないで歩き回っているのだろう。

わたしなど、50分ウォーキングをしても一日に1万歩を超えるのは容易ではないのにだ。
くやしい。
おかしい。
 
ある日、わたしは、ジーンズの右ポケットにわたしの歩数計、左ポケットに夫の歩数計を付けてウォーキングに出た。
50分歩いて、わたしの歩数は6250歩、夫は6700歩で、夫の歩数計が450歩ほど多くカウントした。
50分のウォーキングで450歩の誤差。
多いといえば多いが、たいしたことはない。

夫は日頃からよく歩いていたのだ。
わたしが心配することなどないのだ。
これまでことあるごとに執拗に「車で行かずに歩いてコミュニティセンターへ通ったら」と夫に言っていた。
今回、これが大きなお世話だったのがわかった。