ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

神業

以前、「★よくできた妻」で、我が自治体のごみ収集の煩雑さを書いた。
今でも面倒なことに変わりはない。
わたしはゴミの分別は確実にできるのだが、夫のほうはいまだに定着せず、いい加減である。
それでも、最近は運よく我が家のゴミ袋が置き去りにされることはなかった。
ところが、今朝、久々にうちのゴミ袋が収集されないまま、1日中放置されていたのがわかった。

夫が小学生の登校安全指導から戻ってくるなり、言った。
「△△さんが、うちのゴミがそのままになっているって教えてくれたよ」。
見ると、夫は昨日の朝出したプラスティック資源物用ゴミ袋を提げている。
昨日の朝からずっとゴミ収集場に置き去りにされていたようだ。
雨で濡れている。
最近、成績がいいので油断して確認に行かなかったのがいけなかった。

「一体、何が入っていたん?」と言って、袋に貼り付けてある注意書きを見ると、「乾燥剤は燃やせるゴミ」とある。
自分に非があると認めている夫は、「ユリのせいじゃないよ」と言って、叱られる前に早々に予防線を張る。

わたしが燃やせるゴミの乾燥剤を間違えてプラスティック資源物袋に入れるわけがない。
夫には心当たりがあったのだ。
お土産にいただいた洋菓子が個別包装になっていて、その一つ一つの包装に乾燥剤が入っている。
夫は、そのお菓子を食べた後、乾燥剤と包装用紙を分けず、両方ともプラスティック用ゴミ箱に入れたらしい。

ゴミ袋は透明でも、外から見たのでは、どこにその乾燥剤が入っているのかわからなかった。
結び目を解いて中を探ると、2.5センチ×1.5センチ四方の薄っぺらい乾燥剤が二つ見つかった。
収集係りの人も、よく見つけたものである。
まるで神業だ。
おそろしや。