ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

兄弟

夫は3人兄弟である。
義姉は夫より10歳上で、義弟は1歳下。
2人は東京に居を構えている。
義弟はこの春、定年退職し、時間的にも余裕が出てきたようだ。

最近、京都に住む、義姉の亡夫の兄のお見舞いに行く話しが持ち上がった。
お見舞いがてら、遠いご先祖様の墓参りに和歌山へ行ったり、どこか観光地に行ったりしようということになった。
義弟夫妻と義姉とわたし達夫婦の5人で、である。
このメンバーで旅行をするのは初めてのことである。

義弟たちは東京から3人一緒にやってきて、京都でわたし達と合流する。
同じホテルを予約することにして、それぞれが新幹線とホテルの手配をすることになった。
観光先なども、これから話し合って、2泊3日の旅行を楽しむことになった。
夫と義弟はSkypeで毎日のように相談している。

兄弟とはいえ、2人の金銭感覚は似ていない。
夫は大雑把、弟はシビアである。
いつも、夫は、義弟は金持ちなのにお金に細かいと悪口を言っている。

昨夜も、Skypeを終えてやって来た夫が言った。
「△△にはまいるよ〜」。
「何、何?」と興味津々のわたし。
「お姉さんには一銭もお金を使わせたらいけん、言うたら、じゃ、姉貴の分は全部、兄貴と折半だ、って言ってきた。
△△が3人分の新幹線とホテルを予約するんだから、ついでにお姉さんの分も払ってやりゃあええのに。
ホンマに△△はお金があるくせにケチよ〜。
お金を残してどうするつもりなんじゃろう」。
そこで、わたしは言った。
「姉貴の分は兄貴が出してくれ、って言われんかっただけ良かったじゃない」。
「そう言われりゃあそうか…」と妙に納得している夫だった。