ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

年齢差

京都・和歌山旅行(3)

和歌山へのお墓参りには特急くろしおを利用した。
14年前には、確か天王寺で乗り換えてJR阪和線で行ったような記憶があるが、今回は時間も限られているので、京都から特急列車で行くことになった。

実は、このたびの旅行では、最も若い義弟の嫁が会計を担当した。
といって、わたしより5歳若いだけだが、でも5歳の差は大きくて、何でもテキパキやるので安心して任せられる。
で、京都駅で特急くろしおの和歌山行き往復券を買ったときのことである。

最終日がお墓参りだったので、既にホテルをチェックアウトしており、和歌山へ行くのに荷物をコインロッカーに預けておかねばならない。
義弟と義姉とわたしがコインロッカー係、夫と義弟嫁が切符係になった。
コインロッカーに荷物を入れ、切符売り場へ行くと、二人の様子がおかしい。
義弟嫁が自動販売機でクレジットカードで切符を買っていたのだが、なんだか、切符の数が合わないと揉めている。
往復の乗車券と特急券が5組(計20枚)必要だが、一度に5人分買えないので、分けて買っているうちに混乱したのだろうか。
クレジットカード利用の券も出てきたりするので、二人は何やら考え込んでいる様子。
そこへ更に3人が加わると、ああでもない、こうでもないと、話が更に面倒になる。
中高年男女5人が揉めている間、自動販売機の前には長い行列ができた。

「大勢の切符を買うときは自動販売機なんて使うもんじゃないわよね。
 ここに金額が書いてあるんだから、これを持って窓口に行けばいいんじゃない」
とクレジットカード利用証明の券を差し出す義弟嫁。
イライラの頂点に達した模様。
義弟はそれを無視し、ひとり切符の確認に没頭する。
列車にはなんとか間に合った。

もし、わたしが会計係だったら、最初っから窓口で買っただろう。
やり慣れていないことはしない。
まぁ、それこそが5歳の年齢差なのだろう。


       【初めて乗った特急くろしお】