ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

画竜点睛を欠く

台北に到着した娘から電話がかかってきた。
第一声が、「こっちはぬくいよーーー」。

そりゃそうでしょ。
亜熱帯気候の台湾に戻ったんだから。
この先一月が一年で一番気候のいい時だものね、台湾は。

次のセリフが、「お弁当にお箸が入ってなかったよ」。
あちゃ、何とまあ!

今回は、福岡空港を離着陸する便を取っていたので、福岡に一泊するということで、福岡行きの高速バスの中で食べるお弁当を用意した。
新幹線を利用すればいいものを、別に急がないからと、超・低料金の高速バスを予約していたそうだ。

退屈な長旅の楽しみにと思い、2人のためにお弁当を作った。
弁当箱の上にミカン2つとミニ袋に入れた茹で卵用の塩を載せ、紙風呂敷で包んだ。
それをペットボトルのお茶と一緒にマチの広い、持ちやすい袋に入れた。
完璧だと思った。
なのに、割り箸を入れるのを忘れていた。

それでどうしたのかと訊いたら、座席の網に付いているゲロ袋に手を入れて、手づかみで食べたという。
なるほどねぇ。
何とかなるもんだねぇ。
でも、そういう時は、ゲロ袋って言わずに、ナイロン袋の方がいいんじゃない?
ゲロと食べ物、相当、相性悪いよ。