ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

awayなんだから

自慢にもなんにもならないが、本当にわたし達夫婦は折り合いが悪い。
それは年を追うごとにひどくなっているような気がする。
お互い、年とともに頑固になるせいだろうか。
娘夫婦を見ていると、ますます、その思いを強くする。

ともかく、二人は仲がいいのだ。
親の前だから、仲良くしているというのとは違う。
普段から娘の口から婿殿の悪口や愚痴を聞かされることもない。

後2日で帰国の途に就くという日。
気がつくと、婿殿の機嫌が悪い。
一体、何があったのか気になって、娘に訊いてみた。

娘が、買ったばかりのパソコンで持ち帰った仕事をしているとき、婿殿がその仕事のことで何かアドバイスしたらしい。
ところが、娘は期限が迫っていてイライラしていたので返事をしなかったそうだ。
それで、婿殿、機嫌を損ねたらしい。
自分は、言ってみればawayにいるんだから、それだけでもハンディがあるのに、自分を無視したのが気に入らない、ってことらしかった。
たかがそのくらいのことで…とわたしはあきれた。

しかしである。
娘は仕事が一段落すると、拗ねて部屋に閉じこもっている婿殿のところに向かった。
30分が過ぎた。
ずっと話し合いをしていたそうだ。
どうやら婿殿も機嫌を直したらしい。

そんなもん、放っておけばいいのに、なんともまあ、おやさしいこと。
でもまあ、どんな些細なことでも、すれ違いや誤解を生まないよう、話し合う姿勢はたいしたものだ。
やっぱり、わたしの育て方が良かったせいだろう。