ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

納得

わたしの属しているパソコンサークルも高齢化が進んでいる。
去年、久々に若い人(と言っても40歳)が入会されたが、ひとりじゃ平均年齢も1歳ぐらい下がった程度。
彼もいつまで続くやら。
が、最近、会場として使わせていただいているお宅では外孫のKちゃんが同居されるようになり、サークルも少し活気づいてきた。
なにしろ、Kちゃんは18歳のピチピチギャル(既に死語?)である。

彼女は、4月から大学生になり、祖父母の家に下宿することになったのだ。
パソコンサークルのある日、おやつタイムには彼女も顔を見せる。
しばらく、老人たちの話に付き合っているが、病気と健康の話になると、さっと姿を消す。
まあ、どう考えてみても、ついていけない話題である。

先日、サークルの親睦会があった。
Kちゃんも参加した。

少しお酒のまわった60代半ばの男性が言った。
「やっぱり、人生、一番大事なのは健康よー」。
皆、そうよね、そうよね、とうなづく。
健康あってこその人生だ。
すると、いつも現実的な意見を言う、彼と同年代の女性が言った。
「いや、やっぱりお金でしょ。癌になっても、お金持ち人はいい病院で最新の治療が受けられるけど、貧乏人はそれなりのもんでしょう」。
皆、そう言われればそうよね、と、また適当に相槌を打つ。
お金がなければ治る癌も治らないかもしれない。
すると、Kちゃんが言った。
「ううん、やっぱり健康よ。健康だったら、癌の費用も要らないじゃない」。
う〜〜〜ん、そりゃ、そうだ。

若い人の頭は柔らかい。
と、老人の二人暮らしが長いわたしは思ったのだった。