ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

姑の見栄

オーブンレンジの「あたため」ボタンが効かなくなった。
そろそろ買い替え時だ。

もともとオーブンレンジで料理するより鍋やフライパンの方が慣れているので、今更オーブンレンジで料理しようとは思わない。
あたためが主だ。
だから、高価なオーブンレンジは必要ない。
それでも、お菓子を焼くのに、やはり、コンベクション・オーブンで、しかも、庫内が広いのが欲しい。

家電量販店でカタログを収集し、暇さえあればネットの書き込みなどを読んだが、どこのメーカーのどの機種を買えばいいか、なかなか決まらない。
そんな時は、身近にいる人や友達に相談するに限る。
手当たり次第に電話したり、メールしたりして皆の意見を訊く。

思わず笑ってしまった友達がいる。
彼女は二人の息子の母親。
二人とも既に結婚して家庭を持っている。
彼女の体験談。

オーブンレンジを買い換えるとき、嫁二人に相談したそうだ。
嫁たちは二人ともヘルシオを使っていて、それを勧めたそうだ。
しかし、なにせヘルシオは高い。
ところが、ちょうど新機種が出る寸前で、古い機種のが半値近くで売り出されたそうだ。
迷わず買った。
ところが、買ったはいいが操作が複雑で使いこなせない。
結局、超・安価のオーブンレンジを新たに買い求め、それをヘルシオの上に置いて使っているそうだ。
温めるくらいしか使わないから、ヘルシオは要らないのよ、と言う。
じゃ、なんでヘルシオ買ったのよ、と訊くと、
「そりゃー、姑の見栄よね」との返事。
嫁に負けまいとすると、姑も大変だ。