ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

心配性

知り合いに、台湾の南部、高雄市に住む蘇さんという男性がいる。
大変な日本びいきな人で、海外旅行といえば日本。
この十数年、毎年一度は必ず日本を旅行している。
なので、日本の観光地はもちろん、ちょっとした温泉地なども行き尽くしたよう。

今年は、宮崎〜熊本〜鹿児島〜宮崎という旅行コースである。
たいてい、1週間ぐらいの旅程である。
今年も二人の子どもを連れて(学校は休ませるらしい)家族4人での旅行。
わたしがホテルの予約などを手伝っている。
蘇さんは日本語ができないので、何かあった時のホテルの連絡先はわたしの家だ。
今年は、レンタカーの予約も頼まれた。
旅行先の交通の便が悪いのか、レンタカーの方がタクシーより安上がりだと思ったのか。

5月25日から旅行が始まった。
26日の夕方、予約していた旅館から電話があった。
5時にチェックインになっているが、もう1時間が過ぎたのに到着しない、と。
遅れるかもしれないが絶対に行くので、もう少し待ってあげて欲しいと言って、電話を切った。
そして、昨夜は、7時半頃、まだ到着しないと、ホテルから電話があった。
食事時間のこともあるので、困っている、と。
もう少し待ってあげてくださいと言うほかない。
1時間後、再び電話があり、まだ到着しない、と。
絶対に行くので、もう少し待ってあげてくださいとお願いして、電話を切る。

その後、娘とSkypeをした。
蘇さんの一連のことを話す。
娘は笑いながら聞いている。
「大丈夫よ〜。
 蘇さんは日本の旅行に慣れてるんだしぃ。
 だいたい、南部の人はおっとり、のんびりしてるものよ」。
でも、レンタカーの予約を手伝ったのは今回が初めてだし、慣れない左側通行で事故でもしたんじゃないだろうかと言うと、
「まっ、心配性よね、ママは!
 事故したら、ニュースで言うよ」。

その後、そのホテルからは電話がないので、ともかく、到着したのだろう。
台湾人が九州で交通事故、というニュースも聞かない。
旅行は後4日、残っている。
もう、ホテルから電話がかかって来なければいいのだけど。