ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

技術者の誇り

14日にアップした「解決か」、は疑問形だが、絶対に解決するものと思いながら書いた。
ところが、実は解決しなかったのである。

基板を変えたら直ぐに終わると思っていたのが甘かった。
音声は出るが映像が出なくなったのである。
2時間近く奮闘されたが、結局、元の基板に戻された。
どうしても裏モードで入れない、研究して17日に出直します、と言って帰られた。

そして、17日。
新しいテレビなので、裏モードの入り方が変わっていた、と14日に失敗した理由を言われた。
なので、今度は直ぐに終わると思っていたが、今度は、音声も映像も出なくなった。

もう、色々試みることはされず、あっさり諦めたようすで、
「どうしても裏モードに入れません。
 19日に替えのテレビも持ってきます。
 また駄目だったら、テレビを持ち帰るので替えので見てください」
と言われた。
わたしは、気の毒になり、
「そうですか。でも、うちは別に急ぎませんから…」
と慰めると、技術スタッフは伏し目がちに、
「情けないです、できなかったのが」
と返された。

そうなのだ。
技術者というのはそういうものなのだ。
修理できて当たり前なはずの自分が修理できなかったことが許せないのだ。
それこそが技術者のプライドなのである。

今日の午後、彼はやって来る。
今度こそ、うまく行きますように。