ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

婿殿は外国人

初孫が産まれて20日目。
やっと爺婆は初対面の日を迎えた。

小さい!驚くほど小さい。
体中どこもかしこもやわらかい。
触ると壊れそうで抱っこするのも不安。

夫が抱きあげると、とたんに泣き出す。
あらん限りの力をふりしぼって泣き叫ぶ。
よほど居心地が悪いと見える。

わたしに替わると泣き声もやや穏やかになる。
少しは落ち着くようだ。
ごつごつした腕よりふにゃふにゃした腕の方が気持ちいいのだろう。
立ち上がって、体をゆらゆらさせながら赤ん坊の機嫌をとっていたら、婿殿が言った。
揺らしてはいけない、と。
でも、赤ん坊を揺すってるんじゃなくてわたしが揺れてるんだから問題ないでしょ、と反論する。
すると、婿殿は言う。
ゆらゆら揺らしてもらうと気持ちいいので、赤ちゃんは常にそれを求めるようになる、と。
癖になるからよくない、と。

相変わらず、婿殿の辞書には「遠慮」という文字はない。
言いたいことは全て口にする。
相手が姑だろうと誰だろうと気にしない。

一度はムッとしても、まあ、彼は台湾人だから…、で済ませる。
日本人だったら、いつまでも夫にぶつくさ言ったりするんだろうな。