ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

200円也

Mさんはパソコンサークルのメンバーで、もう20年近い付き合いになる。
間もなく喜寿を迎えようとしている大先輩の男性だ。
そのMさんからテレビ台は要らないかと電話があった。
EさんにもKさんにも断られたが、ユリさんはどうか、と。
見てみないことには決められないと言うと、直ぐに愛車のフォルクスワーゲンGolfで駆け付けた。
トランクを開けて、驚いた。

な、なんと、それは、以前、わたしの家で使っていたテレビ台ではないか!

これ、東芝バズーカのテレビ台じゃないですか!
ガラス製の観音扉が付いていたでしょう?
そういえば、ずっと前にパナソニックのテレビに買い替えた時、テレビ台も一緒に買ったので要らなくなってMさんに持って帰ってもらったような気がします。

立て続けに喋るわたし。
呆然として聞くMさん。
すっかりそんな記憶は欠落している様子。

Mさんも最近は熱心に「終活」に取り組まれていて、蔵にある不要品をせっせと処分中。
あのテレビ台も持ち帰ったものの利用されないまま、ずっと蔵の中で眠っていたらしい。

粗大ごみの日に出せば、持って帰ってもらえますよ、と言うと、リサイクルショップへ持って行くとのこと。
500円くらいにはなるはずだ、と。

そして、5分後、電話があった。
「200円で売れたよ」。
「そうですか。まあ、ガソリン代くらいにはなりましたね」。

ブログの【記事一覧】から検索して調べてみる。
やっと液晶テレビ」を読むと、12年前に東芝バズーカは処分したことがわかった。
そんなに前のことなんだから、まあ、Mさんだって覚えているはずないよね。
なにしろ、もう直ぐ喜寿なんだから。
喜寿喜寿って、ちょっとしつこい、ですかね)