ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

土足文化

娘一家とお姑さんの4人は今、フランスのアンジェにいる。
★アンジェ便りに記したが、そこには6年前にも夫婦で滞在している。

しかし、今回は1歳になったばかりの赤ん坊を伴っての1か月間の旅行である。
心配なのは13時間のフライトに赤ん坊が耐えられるか、という問題。
そして、13時間も10キロの塊を膝の上に載せることになる娘の身が心配。
アンジェに着いてからは賃貸の古民家で自炊するとのことなので、食生活の心配はなかった。

ところが、出発してから5日経っても電話もメールも来ない。
夫がイライラして、昨日、メールした。
即刻、返事が来る。

夫のメールは文字化けして読めないが、無事に到着し、4人とも元気とのことで、とりあえず安心する。
孫はフライト中も普段通りに寝て、食べて、遊んで無邪気に過ごしたと。
わたしの杞憂に終わりホッとする。
ただ、やはり娘は緊張と抱っこのせいで下痢になったようだ。

アンジェでの生活は、気候もよくて快適らしい。
台湾の蒸し暑さから解放され、生き返ったような塩梅らしい。
ただ、日が暮れるのが遅いので、孫の寝ぼけ泣きがひどく、娘は睡眠不足に悩まされているようだ。
メールを読んで初めて気づいたのが、次の一文。

賃貸なので、家具もあまりなく、あっても中はほとんど空なので、▼▼も安心して遊べるよ。
ただ、土足文化だから、ハイハイすると、手足がすぐに汚れるね。

そうなのだ。
彼の地では日本や台湾と違って部屋の中でも靴を履いて過ごすのだ。
ハイハイすれば、手も足も汚れるのだ。
一体、アメリカやヨーロッパの赤ちゃんたちはハイハイなんてするのだろうか?
お座りができるようになったら、ハイハイは飛ばして直ぐに伝い歩きに移るのだろうか?
ハリウッド映画で赤ちゃんがハイハイしてるシーンを見たことってなかったかなぁ、などと考え込んだ次第である。