ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★ここまで来たかぁ


夜寝る前の楽しみは読書である。
本は図書館で借りることが多い。
ところが、読み始めて数ページで、以前、読んだのに気づくことは珍しくない。
そのたびに愕然とする。
わたしも年取ったものだと。

先日、岩阪恵子という作家の「雨のち雨?」を借りてきた。
9篇から成る短編集である。

昨夜のことである。
既に前日までに4篇目までは読み終えており、5篇目の「また、朝」から読み始めた。
間もなく、これ読んだことあるような気がすると思い、初出誌一覧のページを捲った。
見ると、滅多に読まない雑誌名である。
多分、読んでないはずだ、やはり、初めてなのか、と思い直して読み始める。
そして、「また、朝」を読了した。

本を閉じ、眠りに落ちる寸前に思い出した。
やっぱり、この本は、前に借りたことがあるっ!

それにしても、最初の4篇は全く記憶に残っていなかった。
何とまあ、わたしの記憶力も遂にここまで来たかぁ。

でもまあ、岩阪恵子という作家に馴染みがないのだから仕方ないよね、と自らを慰め、安心して深い眠りに落ちた。