ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★トヨタよりも資生堂


週に一度、日本語教室で中国人に日本語を教えている。

最近、新しい生徒さんが入られた。
美人で、スタイルがよくて、オシャレな22歳の王さんである。
日本人男性と結婚して来日し、3ヶ月が過ぎたばかり。
来日前に日本語を全然勉強していないので、まだまだ初歩の段階。
昨日は、「どこ」「なに」「だれ」などを使った勉強をした。

私 : トヨタは何の会社ですか?
王 : ???
私 : トヨタを知らない?(中国語で)
王 : 知りません。(中国語で)
私 : えっ、そう。ん〜〜〜ん、フォンティエンよ。
王 : ???

仕方ない。
立ち上がり、黒板に「豊田」と書いた。
王さんは「豊」の字を指して「豊」の字がわからないと言う。
そうか、彼女には簡体字でないとわからないか、と気づいた。
かと言って、わたしの方は簡体字は書けない。
それで、更に「トヨタ TOYOTA」と書いた。
それでもポカンとしている。 
本当にトヨタを知らないんだ。
「じゃ、日本の会社でどこの会社を知っている?」
と中国語で尋ねたら
「ツーシェンタン」
と答える。
今度はこちらが「???」である。
が、一秒後にひらめいた。
資生堂かぁ。

若くて美しい女の子には車より化粧品に興味があるのは当然か。
それにしても、世界のトヨタを知らないなんて、ムムム。

気を取り直し、「資生堂」、「化粧品」と黒板に書く。
「しせいどう」「けしょうひん」とふりがなを付けて再度、質問。

私 : 資生堂は何の会社ですか?
王 : けしょうひんのかいしゃです。