ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★猫のせい?


恐怖のどん底で目が覚めることがある。
今朝がまさしくそうだった。
今も夢の中身をまざまざと覚えている。

77歳のご近所さんと二人で、わたしの幼なじみの嫁ぎ先に泊まりに行くことになっていた。
77歳はバスに乗って、わたしは自分の車で行くことになっていた。
  (あり得ない設定)
一度しか行ったことのない、遠方に住む幼なじみの家まで方向音痴のわたしが車を運転していく。
  (絶対にあり得ない設定)
しかも車は、これまで一度も運転したことのないランクル
  (どうでもいいことまで覚えている)
ところが、山道にさしかかると、道にはまだ雪が残っており、タイヤが滑る。
悪戦苦闘していると、辺りは一気に暗くなる。
とうてい、今夜中に幼なじみの嫁ぎ先には辿り着けそうにない。
そこで、77歳にキャンセルの電話をしようと携帯電話を取り出すが、通じない。
77歳も、面識のない若いモンと一晩一緒に過ごすなんて気まずかろう、早く連絡しなければ、とわたしは焦る。
とにかく携帯電話の通じる場所まで引き返そうと、狭い道で何度も何度もハンドルを切り返し、何とか方向転換し、やっと広い道まで戻ってくる。
ところが、携帯電話は相変わらず繋がらない。
こうなったらしかたない、やはり行こうと意を決する。
今度は道に雪はないが、おそろしく道幅が狭くなっている。
しかも、道の両側は断崖絶壁。
少しでも運転を誤ると、車は谷に真っさかさまだ。
しかも、あり得ないことにライトが点かない。
こうなったらもう勘をたよりに運転するしかない。

そうして、ほどなくランクルは深い谷底めがけ一直線に落ちていった…。

  ギャーーーッ!

そこで目が覚めた。
飼い猫がわたしの顔を覗き込んでいた。
気のせいか、猫の顔がにやけていた。

もしかして、アンタ、わたしに何かした??