ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★台湾の結婚式 


12,3年くらい前になるだろうか、一度、台湾の結婚式に出席したことがある。
台湾に住んでいた頃、台湾人の友達に連れられて、彼の部下の結婚式に行った。

失礼ながら、新郎、新婦がどんな人なのか、などというのはどうでもよくて、ひたすら、食べた記憶がある。
わたしはとりあえずスーツで出かけたのだが、周りの男女は殆どがカジュアルな服装だった。
その理由が間もなくわかった。
会場のレストランは大勢の招待客で溢れかえり、料理を運ぶウェイトレスはひたすら忙しく、テーブルに料理を置くのもぞんざいで、ドンと置いたはずみでスーツに汁がかかった。
もちろん、レストランからクリーニング代の申し出などない。
汚れてもかまわないような服装で出席すべきだったのだ。

さて、娘の結婚式。
台中では、婿殿の実家の横の空き地にテントを張り、料理人を雇って、披露宴をするそうだ。
招待客は今のところ、170人くらいになるらしい。
婿殿の親戚、両親の友達や知り合いが中心とのこと。
そして、台北では、娘と婿殿の友達、仕事関係の人が中心で、やはり、200人近くの招待客になるという。
1卓が10人だから、20卓くらいになるようだ。
ずいぶん派手なような気がするが、台湾では普通らしい。

日本では考えられないことだが、メインテーブルに新郎新婦の両親が座る。
新郎新婦とその両親が、主賓4人とテーブルを囲むのだ。
主賓4人の内の二人は娘の会社の社長夫妻。
日本のように、両親は末席に座るものと思っていたので、一気に緊張感が高まる。
これじゃ、しっかり食べて飲んでお喋りして、どころじゃない。

またまた旅行気分が吹っ飛んだ。