ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★皮肉が効いたよ


夫は同窓会大好き男である。
同窓会というものを欠席したことがない。
それどころか、中学校の同窓会幹事を、この数十年、ずっとやっている。
オリンピックのある年にしているから、4年に一回、同窓会をしていることになる。
しかも、団塊世代だから、同級生も半端な数ではない。
1クラス60人で、6クラスもあったという。
幹事なんて、よくやるよなぁ、と半ば呆れている。
今年も、そろそろその準備に入るようだ。

わたしは、同窓会というのは好きではない。
過去に恥ずかしいことをいっぱいやってきたので、今更、皆に会って蒸し返したくもない。
それに、おじさん、おばさんが昔話で盛り上がるのも趣味ではない。
ただ、女子大の同窓会だけは2回ばかり出席した。
行けば行ったで、それなり楽しんで帰ってくる。

夫にはよく言うのだ。

  同窓会なんて、何が面白いのよ。
  そんなに昔のことが懐かしい?
  過去は過去、大切なのは現在と未来よ。
  人間、前向きに生きないと進歩もないよ。

自分では、ちょっとかっこよすぎぃ、の気持ちもある。

そして、昨日、夫の友達が家にやって来た。
彼はしばしば辛辣な意見を言う人で、実は、わたしは彼に一目置いている。

昨日も、わたしが「同窓会なんて…」と得意気に話していたら、彼が言った。
 
  奥さん、心配ないですよ。
  思い出話より、病気と年金の話で盛り上がりますよ。
  現在はメタボだの血液サラサラだのって病気の話、未来は先行き不安な年金の話。
  ハハハ。

つられてわたしも笑ってしまった。
やられたなぁ。
しっかり彼流の皮肉が効いている。
もう、夫の同窓会好きを冷やかすのは止めようと思った。