ポスト団塊世代のお気楽な日々

初老に近いおばさんが自由気ままに書き綴る自分勝手なひとり言

★複雑な胸のうち


夫が定年退職して一年が過ぎた。
周りの人達から
「毎日ご主人と一緒じゃ大変でしょう?」
と同情してもらうたびに
「まあね。でも、うちのはアウトドア人間だから、家に居ることも少ないし…」
などと答えていた。

ところが、である。

ガソリン代が秋頃からじわじわと値上がりし始めた。
始めの頃は、いつかは元通りの価格に落ち着くだろう、と楽観していた。
それがいつの間にか140円台後半になり、4月に一旦下がったものの、5月に入ってからは、なんと155円である。
もはや高値安定である。
もしかしたら、160円台突入も、もう間近なのかもしれない。
こうなると、夫が車でちょくちょく出かけるのを喜んで見送ることができない。

しかし、である。

夫はこの一年間ずっと、わたしが人様に家に居ない方が嬉しいみたいな物の言い方をしているのを聞いているので、家に居なければ喜ばれると思っている。

昨日も
「ちょっとシギの写真を撮りに行ってくる。嬉しいだろう?」
とニヤッと笑って、車で出かけた。
今更、ガソリン代がもったいないから、たまには家で本でも読んだら、とは言えない。

気持ちはとても複雑である。
ガソリンよ、値下がりしてくれ〜〜〜。